但馬には4つの鉱山があります。
①神子畑鉱山、②生野銀山、③明延鉱山、④中瀬鉱山
このうちの兵庫県朝来市(あさごし)にあります
①神子畑鉱山、②生野銀山に行ってきました。
この日は竹田城に行くことも迷ったのですが…
最高気温が35 ℃越えの中、歩くのはしんどいと考え、
生野銀山の坑道内は年間13 ℃!!
という言葉に惹かれ、鉱山に訪れることにしました。
神子畑鉱山 神子畑(みこばた)選鉱場
駐車場から山側を見上げると、インクライン(ケーブルカー)の軌道跡が見えました。
写真の右側は大正から昭和にかけて、鉱石を選り分ける「選鉱場」があった場所のようです。
今は建物はありませんが、なんだか迫力があります。
さらに進むと、円盤状の建物が見えてきました。
廃墟、いいですねー♪
円盤状の建物はシックナーといい、円形の水槽で、鉱石と不要物を分離して回収するための漏斗みたいな役割を果たしていたみたいです。
ここで生産された精鉱は鉱石の種類別(銅、亜鉛、スズ)に
香川県の直島精錬所や、秋田県の精錬所などに送られていたようです。
鉱山では当時、フランス人技師も呼んで、
鉱山採掘の技術を教わったそうです。
鉱山開発にかかわった技師たちの宿舎として、
ムーセ旧居が神子畑選鉱場にありました。
生野銀山
坑道内が年間を通して13 ℃という生野銀山の坑道前です。
良質な銀が盛んに採掘された鉱山です。
坑道内から涼しい風が吹いてきます。
全長1000 m、約40分とのことで…
夏は半袖だけでは寒いので、長袖を1枚持って行った方が良いです。
なかなか雰囲気がありますね・・・
坑道内には昔の作業の様子を電動人形で表現しており、
これがちょっとお化け屋敷風で・・・
突然出てくるとドキッとします。
しかし、なぜか皆イケメンです。
人形たちは超スーパー地下アイドル「GINZAN BOYS」として、
一体一体、名前がありました。
ケロリンって人もいるー(笑)
鉱脈を見つけては、その方向に向かって掘り進めるという地道な作業です。
写真では鉱脈と岩盤の差を示していますが、私には判断が難しいです…
暗い中で防塵マスクをつけて、ダイナマイトで岩盤を崩して…
なかなか過酷な作業だったことを感じさせられます。
暑い夏、涼しくて、ちょっとした冒険気分を味わえる…
鉱山見学はとても楽しかったです♪
是非、この夏、廃墟 & 鉱山見学に行ってみてはいかがでしょうか。