ワンストップ特例制度と確定申告を比較してみました。
ふるさと納税の寄附金控除では、意外と確定申告が楽でした!
それぞれの手順について紹介します。
まずは、私の失敗から・・・
一部の自治体へワンストップ特例申請をし忘れた場合
確定申告をするきっかけは、ワンストップ特例制度の期限を過ぎてしまったこと・・・
ふるさと納税をし、いつもはワンストップ特例制度を利用していました。
しかし、寄付した自治体のうち
1か所でワンストップ特例制度を出し忘れました。
気が付いた時には、ワンストップ特例制度の期日
2021年1月10日を過ぎてしまっていました。。
あーーーめんどくさい確定申告をしなければいけない・・・
しかも、確定申告でふるさと納税を申請する場合、
Aの自治体は出したけど、Bの自治体に出し忘れたら
Bの自治体の寄付分のみ確定申告すればよい!というわけではないのです。
例えば、寄付先のAからCの自治体のうち、
Bの自治体のみワンストップ特例制度の申請を忘れたという場合、
AからCの自治体の寄附金額すべてを申告しなければいけません。
いままでワンストップ特例制度で申請していた分が無駄になっちゃった・・・
ちゃんと期日を覚えていればよかったと後悔しました。
しかし、いざ、確定申告してみた感想・・・
あれ?ワンストップ特例制度より楽じゃない??
と思いました。
以下、ふるさと納税の寄附金を、
ワンストップ特例制度で申請する場合と
確定申告で申請する場合で「どっちが楽か」比較してみました。
(リーマン&年末調整をしている前提で話しています↓)
ふるさと納税の寄附金控除の手順比較
ワンストップ特例制度で申請した場合
各自治体に寄附後、「寄附金受領証明書」と
希望をすれば「ワンストップ特例申請書」が送付されます。
提出書類は、
このワンストップ特例申請書と
マイナンバーカードの表と裏の写しです。
詳細は各自治体からの説明資料を参照ください。
これらを各自治体に郵送します。
(自治体によっては、返信用封筒もつけてくれているところもあるので助かります。)
マイナンバーカードの表と裏の写しを
各自治体に対して、提出しなければいけないのが地味に面倒です。。
でも確定申告するよりは楽だよね
そう思ってワンストップ特例制度を続けてきました。
ワンストップ特例制度を利用するには、
年間の寄附先が5自治体以内でなければいけません。
いつの間にか、5自治体より多くなっていた!
なんてことないように注意なければいけませんね。
●メリット
・確定申告の必要がない
・一自治体に出す分の作業量は少ない
●デメリット
・寄附先の各自治体に書類を送らなければいけない
・寄附先が5自治体以内である場合のみ利用可能という制限がある
・期限が1月10日までと短い
確定申告で申請した場合
以下、手順を見てみましょう。
①ふるさと納税寄付先の自治体から送られてくる「寄附金受領証明書」、「源泉徴収票」を用意します。
②e-Tax(国税電子申告・納税システム)にアクセスし、作成開始→印刷して提出を選択します。
※いくつか提出の選択肢はありますが、印刷して提出の場合で以下記載します。
③源泉徴収票を見ながらe-Taxの指示通りに金額を入力します。
④寄附金控除の項目(ふるさと納税等)で「寄附金受領証明書」を見ながら寄附先と金額等の情報を入力します。
⑤必要事項をすべて入力し終えたら、申請書をプリントアウトします。
白黒印刷で120円でした。
⑥印刷した申請書の必要箇所に押印し、マイナンバーカードの表と裏の写しと各自治体の寄附金受領証明書を貼りつけた用紙を郵送します。
結構、手順多いなあと思いますが、入力自体は20分もかかりませんでした。
慣れていればもっと早いのでは・・・
●メリット
・1回の書類の郵送で済む
・寄附する自治体数を気にしなくてよい
・期限がワンストップ特例制度より長い
(通常3月15日、今年はコロナの影響で4月16日まで)
●デメリット
・e-Taxに慣れていないと時間がかかる
・源泉徴収票の準備が必要
そもそも医療控除を申告する必要がある方や、
ふるさと納税の寄付を5自治体より多くしている場合は確定申告で申請しなければいけません。
今後、医療控除の申請をする可能性や、5自治体より多く寄付する可能性がある場合は、確定申告に慣れておいて損はないね
両方体験してみての感想
ふるさと納税の寄附先が1か所であれば、ワンストップ特例制度の方が楽です。
しかし、複数の自治体に書類を提出する手間を考えると
確定申告の方が楽だと思いました。
結論は以下の通りです。
ワンストップ特例制度>確定申告
確定申告>ワンストップ特例制度
私は毎年、3自治体以上へ寄付しているので
今後は、確定申告を選択しようと思います^^
※あくまで個人の感想ですので、詳細は国税庁のページをチェックしてください。